JAZZ 私の好きな女性ヴォーカル「Madeleine Peyroux / マデリン・ペルー」
私の好きな女性ヴォーカルはたくさんいるけど、
その中でも特に好きなのは
「Madeleine Peyroux / マデリン・ペルー」
歌声を聴くと、心が自由になる感じがします。
気怠い雰囲気とか力の抜けたビリーホリデーとか表現されています。
決して張り上げないその歌い方は、どこか懐かしさを感じるような、なんとも言えない暖かさがあります。
とにかく、心地いいんです。
無駄なものがなく、シンプルでいて、独特の世界観を表現しています。
ある日、雨の日に運転していると、偶然ラジオから
マデリン・ペルーの「I'M ALL RIGHT」が流れてきました。
いつもなら憂鬱な雨の日の運転が、フロントガラスの雨の雫がキラキラとして見えて
雨の日のドライブもいいなぁ・・・なんて。
かすかな雨音が一緒に音楽に溶け込んでしまう・・・そんな心地良さでした。
マデリン・ペルーの歌は、
お酒を飲みながら、
部屋でくつろぎながら、さらには、
夏の夕方に気持ちいい風を感じながらのドライブなど、、、
いろんな場面に似合ってしまう不思議さを持っているんです。
マデリン・ペルーのアルバムの中から、こちらの一枚をご紹介します。
『Half the Perfect World』
オリジナル曲の他、ジョニ・ミッチェルやチャップリンなどのカヴァーも収録されています。
「収録曲」
1. 悲しみにさよなら (I'M ALL RIGHT)
2. ザ・サマー・ウィンド (THE SUMMER WIND)
3. ブルー・アラート (BLUE ALERT)
4. うわさの男 (EVERYBODY'S TALKIN')
5. リヴァー (RIVER)
6. ア・リトル・ビット (A LITTLE BIT)
7. ワンス・イン・ア・ホワイル (ONCE IN A WHILE)
8. 土曜日の夜 ((LOOKING FOR) THE HEART OF SATURDAY NIGHT)
9. ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド (Half The Perfect World)
10. ラ・ジャヴァネーズ (LA JAVANAISE)
11. カリフォルニア・レイン (CALIFORNIA RAIN)
12. スマイル (Smile)
13. クレイジー・トゥ・ラヴ・ユー（ボーナス・トラック）
(CRAZY TO LOVE YOU)
14. 哀しみのダンス (DANCE ME TO THE END OF LOVE)
マデリン・ペルーの独特の世界観を感じてみたい方は
ぜひ、聴いてみてくださいね。
ちなみに・・・
１０曲目に収録されている「LA JAVANAISE（ラ・ジャヴァネーズ）」は
第９０回アカデミー賞 ４冠
第７５回ゴールデングローブ賞 ２冠
第７４回ベネチア国際映画祭 金獅子賞
その他、数え切れないほどの多くの賞を獲得した、現在上映中の
映画『シェイプ・オブ・ウォーター』でも使われています♫
（LA JAVANAISEは、セルジュ・ゲンズブールのカヴァー曲）
↓こちらが、「シェイプ・オブ・ウォーター」のサントラ盤です。↓
監督は、ギレルモ・デル・トロ。
舞台は、1962年米ソ冷戦時代のアメリカ。
政府の極秘研究所の清掃員である孤独な女性イライザ。
彼女は極秘実験の水槽にいる不思議な生物と出会い、交流を深める。
次第に、水槽の“彼”に心を奪われ恋へと発展していく究極のラブストーリー。
音楽は、オスカーに輝いたこともある作曲家のアレクサンドル・デスプラ。
ソプラノ歌手ルネ・フレミングが歌う「ユール・ネヴァー・ノウ」にも注目！！
